ザクロ   

ザクロ_c0137869_0541391.jpg庭になったザクロを無性に描きたくなりました。押し入れから色鉛筆をとりだし、何かノートないかと探していたらちょうどいいノート発見。さっそく描こうとページをめくると、七年前の日記でした。なんだか今とあんまり変わってないなと、これが私なんだなと笑えたりして。 その中に私の名前について書いてあるページがありました。

白で塗りつぶす
重たく見えるものすべてを
真っ白なペンキを大きな刷毛にふくませ
ぼてぼてと塗っていく
もとの色が何色だったかわからないくらい
雪景色のようにキラキラと光る

色の破壊
私の手によって行われる
心は冷静さをなくし
白に夢中になっている

心にどんなに雪が降り積もっても
春がくればドロドロにとけて
いままでかくれていたものが、すべて姿を現す
雪景色は一瞬のしあわせ
これを絵にしてしまえば
永遠のしあわせがそこに残るのだろうか
私の名前、そう信じる


途中で終わってる日記の最後のページに
ザクロを描きました。

雪は自分の気持ちをかくすものでなくて、
人の気持ちをそっとふわっと包み込むものでありたいなと
そんな光景でありたいなと
今の私は思います。

by yukiemizugaki | 2007-10-09 00:54

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