生き生きピアノ   

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最近、ピアノの鍵盤を押すとカチカチなったり、なんとなく違和感を感じていました。ピアノの先生の紹介で調律師の方にきて頂きました。半日かけてピアノの調整をしていただき、あまりの行程の多さにおどろき、調整後の生まれ変わったピアノに脱帽しました。ピアノの調整は大きく分けて『整調』『整音』『調律』の3つの手段があって、それがすべて調和してひとつのそのピアノの音になるそうです。調律師の方がうちのピアノの前に座ってしばらくして覚悟を決めたように作業にとりかかりました。私は自分のピアノがどんな状況なのか未知だったので、作業を食い入るように見ていました。今まで調律しか見た事がなかったので、内部の作業を見ることができて本当に勉強になりました。鍵盤を引き出し、ハンマーのひとつひとつをチェックして油を注したり、ねじを交換したり、位置を治したり、鍵盤の高さを紙一枚挟むか挟まないかで揃えていって、ハンマーのはね具合を揃えたり、気が遠くなるほどやることがたくさんありました。写真は鍵盤を裏返して裏のねじを締めている所です。ピアノを調整するには、この細かい作業を丸三日かかるそうです。ただ音が鳴るのではなくて、弾き手が表現したい事を実現してくれるピアノになるには本当にこの作業が大切なんだなと実感し、感動しました。一人で弾いてる感じがしたピアノは、調整が終わると、ピアノと自分が一緒に音を出している感覚になりました。意志を持ったピアノに生まれ変わりました。こんなにちがうものになるなんて、調律師の方の「弾き手とこのピアノの最大限の魅力を引き出せるようにする」という信念に本当に脱帽しました。
私ももっとっもっと深くこのピアノと向き合ってちゃんとした音を奏でられるようにがんばらなきゃ!

by yukiemizugaki | 2009-02-01 22:46

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